NOKIAの日本向け携帯電話端末の開発終了
NOKIA E71がソフトバンクとドコモから、N82がソフトバンクから近々発売される予定にも関わらず、不況のためか日本向け端末の開発から撤退するらしい。
ノキア、日本向け端末の販売を終了――Vertu事業は継続 - ITmedia +D モバイルNokiaは11月27日、日本市場向けNokia端末のローカライズと販売、マーケティング活動を打ち切ると発表した。端末のローカライズは日本の通信キャリアの仕様に合わせたソフトウェア開発だけでなく、日本語化も行わないとしており、日本語が使えるNokia端末は日本市場から姿を消すことになる。
日本のNOKIAは、日本向け端末だけじゃなくて、GSM携帯電話も開発していたと記憶しているので、そちらは継続するのでしょう。
せっかくドコモの回線をMVNOで借りて、「高級携帯電話を発売する」と発売したばかりなのに、残念。
ノキアが日本で携帯電話事業参入、3月からサービス開始 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)ノキアは、ドコモから通信回線を借りてサービスを提供する「MVNO(仮想移動体通信事業者)」として参入する。来年2月に端末の販売を開始し、3月からサービスを開始する方向でドコモと最終調整している。月内にも発表する。
Vertuがどんなサービスかと言うと、こんな感じらしい。
中国の百貨店で見つけた世界最高級ケータイ「VERTU」 - デジタル - 日経トレンディネットそんな発想から、VERTUユーザー専用のコンシェルジュサービスというものが用意されている。VERTU端末からワンプッシュでオペレータにつながり、「これからジェット機をチャーターしてほしい」というようなオーナーのわがままを迅速にこなしてくれる。
というわけで、ソフトバンク、ドコモからのNOKIA端末も、今回のNOKIA E82, E71が最後で、NOKIAジャパンから発売されている「完全日本語対応NOKIA E61」みたいな端末も、今後発売されないということでしょう。
「完全日本語対応のSIMフリー携帯電話」は、少なくとも現在の日本国内ではあまり利用価値がなくて、「海外に頻繁に行く日本人」か、「海外にたまに行くガジェット好きの日本人」くらいにしかアピールしない。
(私は後者。海外出張は年に1,2回、プライベートの海外旅行が年に1,2回なので。)
すると、NOKIAの「SIMフリー携帯電話」が、それほど売れないのも分かるし、キャリアロックのかかった携帯電話も、操作性の違いなどから、やっぱり万人受けしないのも分かる。